FireAlpacaでイラストメイキング!使い方を解説していく!

イラスト制作フリーソフト

「FireAlpacaで満足のいくイラストは描けるのか!?」

「機能面や使いやすさはどうか」

フリーイラスト制作ソフトとして配布されている「FireAlpaca」ですが、クリップスタジオやSAIなどの有料ソフトと比べて、どれくらいの性能を持っているのか気になりますよね?

 

主は有料ソフトを購入する前に一時的にFireAlpacaを使っていたこともあったので、ソフトの使い方、おすすめの設定などを紹介していきます。

ただ言葉だけで説明しても分かりづらいので、イラストメイキングを用いて説明していきますね。



FireAlpacaでイラスト描いてみた

 

この記事のためにFireAlpacaのみで描きました。

もちろん有料ソフトと比べると、筆圧感知の精度が落ちるので綺麗な線画を描きづらいなどの不満点があります。

ただペン、鉛筆、ブラシ、水彩などのイラスト制作において必須なツールは揃っていますし、「ペイント」などのお絵描きソフトとは違いレイヤー機能も備わっています。

クリッピング機能もあるため、影色を塗るときも苦ではありません。

 

イラストフリーソフトの中では3本の指に入るほどの優秀なソフトだと感じています。

では完成に至るまでのメイキングをソフトの使い方も兼ねて解説していきます。

 

 

FireAlpacaの使い方を解説

では具体的に解説していくのですが、まだインストールしてないという方は「公式ページ」にアクセスしてOSに合ったものをDLしてください。

 

用紙サイズ、解像度を設定する

「ファイル」→「新規作成」

上記のような画面が出たはずです。

イラストを描くための用紙について具体的な設定を行います。

 

基本的に用紙サイズはデフォルトの1600×1200で問題ありません。

twitterやPIXIVに投稿したい方は600×400や1000×800がオススメです。

 

描いた後、印刷する予定の方は「用紙サイズ」にA4やB5などの項目があるのでそちらから選択してください。

解像度に関して、カラー印刷する場合は350dpi、モノクロ印刷する場合は600dpiに設定してください。

 

新規レイヤー、フォルダを作成してまとめる

  • 赤枠:レイヤーの新規作成
  • 青枠:フォルダの新規作成
  • 緑枠:ごみ箱「レイヤーやフォルダの削除」

 

1枚のレイヤーで下書き、ペン入れ、色塗りを全部やると消しゴムを使いたいときや影を入れたいときに苦労します。

なのでレイヤーを複数作って「輪郭」「目」「口」「髪の毛」などとパーツごとに分類していくのが良いです。

レイヤーを増やすとごちゃごちゃしてしまうため、フォルダを新規作成してその中にまとめてください。

画像を見ていただけると分かる通り、私は下書きレイヤーを「下書きフォルダ」の中にまとめています。

レイヤー名を変更したい場合は、レイヤーをダブルクリックしてください。

 

下書きを描く

(灰色の点々は「透明色」を表しています)

 

先ほども話した通りレイヤー名に沿って「顔パーツ」「輪郭」「首」「髪」をそれぞれ描いていきます。

下書きに使用したのは「ペンツール」で、筆圧設定は20にしています(筆圧設定の仕方は下部に書いてあります)

拡大、縮小のやり方

サブツール画面から「∞の字に見える項目」を選択してください。

これは投げ縄選択ツールといい、拡大縮小したい部分を自由に囲うことができます

今回はこの記事のために「右目を拡大」してみたいと思います。

先ほどの投げ縄ツールで囲うと、上記画像のような画面になるはずです。

次にメニューバーから「選択範囲」をクリックして「変形」を選択してください。

すると上記のような四角で囲われた状態になり、これで拡大縮小ができるようになります。

試しにこんな感じに右目を大きくしてみました。

ただこのまま選択を解除してしまうと、元の大きさに戻ってしまうため拡大を確定させる必要があります。

編集画面の下部を見てください。

上記のような画面があるはずで、「OK」ボタンをクリックすると拡大が完了します。

他ソフトだともっと簡単に拡縮ができるのですがね…ここがFireAlpacaのデメリット点だと思ってます。

ペン入れ(清書)

まずペン入れを行う前に「下書きの不透明度を下げる作業」が必要です。

キーボードの「Shift」キーを押しながら、下書きのレイヤーをすべて選択してください。

次に上の「不透明度」という項目を100%から30%付近にまで下げてください。

すると下書きの線が薄くなるため、ペン入れがやりやすくなります。

 

ペン入れ時には各パーツごとにレイヤーを作っておき、分かりやすいように「ペン入れフォルダ」にまとめておきます。

下書きの上に黒色でペン入れをしました。

ここから下書きの色を抜いていくわけですが、「下書きフォルダ」を非表示にするだけでOKです。

(初心者の方はわざわざ消しゴムで消しちゃうかもしれませんがその必要はありません。)

フォルダ左の●をクリックすると非表示になります。

ここから影になる箇所や、目、輪郭など目立つところの線を太くしていきます。

またパーツごとの線が重なっている部分などを消しゴムで消したり、線が崩れてる部分を描き直したりと微調整をします。

このように髪の毛を細く輪郭は太くすることで、イラストにメリハリがつくようになります。

 



色塗り

色塗りは「下地」「影」「ハイライト」「ぼかし」「グラデーション」など多くのレイヤーを作成することになるため、各パーツごとのフォルダを作るべきです。

上記画像のとおり「色塗りフォルダ>まつげ>下地」と三段階に分けると効率よく作業することができるのでオススメです。

色塗りフォルダの場所は、必ずペン入れフォルダの下にしてください。(線画ごと色が塗られてしまうのを防ぐため)

バケツツールで下地をベタ塗り

左のサブツールから「バケツ」を選択してください。

塗りたい箇所をクリックするだけで簡単にベタ塗りができますが、どうしても塗り残しが出てしまうのでペンツールで細かく修正してください。

 

クリッピング機能を使って影色を塗る

下地レイヤーの上に「影」という名前を付けて影レイヤーを作成しました。

下地色の上から影色を塗っていきたいと思います。

しかしこのままの状態で上から塗ってしまうと、上記のように影色がはみ出してしまいます。

解決するためには、影レイヤーを選択した状態で上部にあるクリッピング」というボックスをチェックしてください。

これで影レイヤーが下地レイヤーにクリッピング(留める)され、上から色を塗ってもはみ出ることはありません。

肌同様に、髪の毛、髪ゴム、目、まつげにも影を入れて一通りの作業を終えました。

エアブラシで全体影をつける

このままだとただのアニメ塗りで終わってしまうため、エアブラシを用いて全体影を加えます。

ブラシ影のレイヤーの場所ですが、ペン影の下に置いてください。(上におくとペン影がブラシ影でぼかしてしまうため)

ペンで入れた肌の影を、スポイトでそのまま吸い取り、ブラシ影に使います。

エアブラシの筆の太さを上げて、なるべく力をいれずに塗っていきます。

左から光が当たってる」ように見せるため、顔の右半分をエアブラシで暗くします。

いかがでしょうか?単調な塗りからやや深みのある塗りに変化してきたのが分かると思います。

水彩で髪の毛にムラをつける

ブラシ影とペン影の間に「ムラ影」のレイヤーを作成し、水彩ツールで髪の毛にムラをつけます。

単色の髪の毛に水彩でベターっと影色を太く加えると、髪全体の質感を高めることができます。

特にムラをつける際に特に法則性はありませんが、影になるところを多めに塗るという点を意識すれば自然な出来映えになります。

ただしムラを過剰につけてしまうと、ゴテゴテした汚らしい見栄えになるため注意が必要です。

水彩やエアブラシでハイライトを加える

髪の毛の膨らんでいる部分に円を描くように、水彩でハイライトを加えていきます。

またエアブラシを使用して「髪の毛の先」や「光が一番強くあたってる頭部左上」などを明るくしていきます。

詳しい髪の塗り方については「【イラスト講座】デジタルにおける髪の塗り方のポイントとは!?」を参考にしてください。

 

以上の工程を経てイラストが完成しました。

 

P.S ブレンドを「加算・発行」に変更して瞳を塗る

「瞳の下部に水色の発光色を加えたい!」

しかし通常レイヤーのまま水色で塗っても、ただの水色にしかすぎません。

そこでどうするのかというと、レイヤー上部にある「ブレンド」を確認してください、おそらく「通常」となっているはずです。

ここを「加算・発光」に変更することで発光色に切り替えることができます。

 

ペン、鉛筆、エアブラシ、水彩、ぼかし、それぞれの用途を確認する

せっかくのなのでメイキングのおさらいを込めて、各ツールの用途を簡単に解説します。

ペン

ペンは「下書き」「ペン入れ」「影入れ」「塗り残しの修正」などほとんどすべての工程において使用します。

鉛筆

サラサラと描きやすいので、下書きで薄い線を描きたいときには重宝します。

またアナログに慣れている方や、リアル寄りのイラストを描きたい方はペンよりも鉛筆のほうが良いですね。

エアブラシ

エアブラシは影色をさーっと塗りたいときや、ハイライトを入れるときに役立つツールです。

ペンや鉛筆と違って線の境界線がぼけているので、これを利用することで色塗りのバリエーションが広がります。

水彩

髪の毛の影色のムラをつけたいときや、細かいハイライトを入れるときに必要不可欠なツールです。

ぼかし

ペン、鉛筆、水彩などで描いた線の境界線をぼかすことができます

私がぼかしツールを使うときは大抵「はっきりしすぎた影色をぼかして馴染ませる時」です。

自分に合った筆圧を設定する

デジタルイラスト制作において、筆圧を設定することは非常に重要です。

普段どれくらいの力を入れて絵を描いているのかは、人それぞれで違いますよね?

FireAlpacaのデフォルト設定の筆圧だと思ったようにペンをコントロールすることが難しいです。

筆圧設定のやり方

まず左のツール欄から、筆圧設定をしたいツールを「ダブルクリック」します。

今回は一番使う機会が多い「ペン」ツールの筆圧を設定していきます。

 

おそらくデフォルトでは「最小幅」が0になっていると思います。

ここの数値のシークバーを左右に動かすことによって、筆圧を設定することができます。

私の場合、一番気持ちよく描ける筆圧の最小幅が「20%でした。

ちなみに100%にすると線の入り抜きのかすれ具合が消えて、最初から最後まで線の太さが均一になります。

また0%にすると筆圧感知が敏感になり、力の入れ具合が最も反映されますが、逆に筆圧を感知しすぎて描きづらい印象を覚えました。

 

まとめ「FireAlpacaの使用感」

無料で使えるイラスト制作ソフトで「レイヤー機能」がついているのは非常にありがたいですね!これがあるとないとでは雲泥の差ですから。

不満点を挙げるならば筆圧感知の精度です。

ペン入れのときに上手く筆圧が感知されなかったために描き直した線がたくさんあるので、かなり時間を消費してしまいました。

 

ただあくまでフリーソフトなので、無料で提供してくださる方に求めるハードルを上げるのはどうかと思いますがね笑

フリーイラスト制作ソフトとしての評価は「大変満足」でした。

 



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